健康に悪影響が出る!?危険なダイエット方法とは!?

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92054cc1-cf72-4eb9-ac23-e8b5ff78e408もうすぐ春がやってきます。
「冬の間にためこんだ脂肪を落としたい」とダイエットを始める方もいるでしょう。
ダイエットにはいろいろな種類があります。
少しインターネットを検索するだけで、いろいろな方法がヒットするでしょう。
しかし、中には危険なものもあります。
そこで、今回は健康に悪影響を及ぼす可能性がある、危険なダイエットをご紹介しましょう。
特に要注意なのは、「短期間で楽に大幅な減量ができる」というものです。
それはいったいなぜでしょうか?
答えは、この記事を読めば分かりますよ。

  1. ダイエットとは?
  2. 危険なダイエットとは?
  3. 本当に成功するダイエット方法とは?
  4. おわりに

1.ダイエットとは?

ダイエットというと、体重を減らすことというイメージが強いです。
確かに、ダイエットをすれば体重は減ります。
しかし、体重さえ減らせばよい、というわけではありません。
私たちの体は骨、筋肉、脂肪、血液などからできています。
また、体重の6割は体内にある水分の重さなのです。
ですから、水分や筋肉、さらに骨の密度が減っても体重は減少します。
しかし、そのような減量では目標体重になっても「美しいボディーライン」とは程遠い姿のままでしょう。
大切なのは筋肉と骨、そして脂肪のバランスです。
適度に筋肉を増やし、脂肪を減らしてこそダイエットが成功したといえるでしょう。
ですから、今の体重計は体脂肪測定装置がついているものが多いのです。
体重だけでなく体脂肪率にも気を配りましょう。

2.危険なダイエットとは?

この項では、体に悪影響を与える可能性が高いダイエット方法の一部をご紹介します。
中には大流行(だいりゅうこう)したものもあるのです。
いったい何が危険なのか、その理由もご説明していきます。

2-1.単品ダイエット

単品ダイエットとは、バナナやリンゴなど特定の食物だけを食べ続けるダイエット方法です。
リンゴダイエットは一時期大流行(だいりゅうこう)したので、チャレンジしたことがある方もいるでしょう。
リンゴやバナナなどは食物繊維が豊富で食べごたえがあり、少量でも満腹感を得られます。
ですから、3日もリンゴだけで過ごせば5キロ程度の減量は可能です。
ただし、単品だけでは摂取できる栄養素に偏りがあります。
リンゴならば炭水化物や脂質、タンパク質が摂取できません。
ですから、長く続けるほど、体は栄養失調状態になるでしょう。

2-2.薬剤を利用するダイエット

下剤や利尿剤、さらに海外製のダイエット薬を利用したダイエットは体に重大な悪影響を与えます。
下剤を多量に使えば、腸のぜん動運動が活発になり食べ物が十分消化しきれずに、体外へと出ていくでしょう。
しかし、多量の下剤を長期間使用すれば、やがて下剤なしでは腸が働かなくなるのです。
さらに、利尿剤はむくみを解消する効果もありますが、乱用すると腎臓にダメージを与えます。
また、海外製のダイエット薬は日本では禁止されている薬物が入っていることもあるのです。
実際、中国製のやせ薬を利用した方が重い内臓障害を発症した例もありました。
ですから、「簡単に痩せられる」といわれても、薬剤を乱用してはいけません。

2-3.断食ダイエット

断食をして腸や胃を休ませるダイエットは、数年前からずっと人気です。
断食をするツアーなども開催されています。
しかし、聞きかじった知識だけで断食をするのは危険です。
人の体は飢餓に大変強い構造をしており、水分さえ取っていれば1週間程度の断食では命に別状はありません。
しかし、断食によって飢餓状態におかれた体は、次に食べ物を食べたとき、そのすべての栄養素を体内に取りこもうとするでしょう。
その結果、断食で数キロ痩せても、食生活を元に戻せばあっという間にリバウンドし、さらにもっと太ってしまう可能性があるのです。
ですから、断食をする場合は断食の最中より断食後に気を配らなければなりません。

2-4.炭水化物を取らないダイエット

ここ数年、脂肪分よりも悪者になりがちなのが炭水化物です。
炭水化物の摂取を抑える、または全く食べないダイエットの本もたくさん出版されています。
しかし、炭水化物は体にとって必要な栄養素です。
特に、脳は炭水化物からできたブドウ糖しか吸収できません。
そのため、炭水化物を長期間摂取しないと集中力や記憶力が低下したり体が動かなくなったりします。
体に必要な栄養素は、「太るから」という理由だけで排除してはいけません。

3.本当に成功するダイエット方法とは?

では、ボディーラインを整え、理想の体型を手に入れるダイエットはどのような方法でしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.ダイエットはマラソンである

「簡単に5キロ以上痩せられたら」と思う方は多いでしょう。
また、ダイエット食品やサプリメントの宣伝の中には、1か月に10キロ以上痩せた方の体験談が載っていることも多いです。
しかし、1キログラムの脂肪を燃焼させるには、約7200キロカロリーが必要。
これは、フルマラソンを走ったときの消費カロリーになります。
つまり、それだけ激しい運動をしても、脂肪は1キロしか減りません。
ですから、どんな方法を使うにせよ、標準体重の型が短期間で5キロ以上痩せるということは体に大きな負担がかかっています。
また、急激に体重を落とすと体は飢餓状態になり、何とか脂肪をたくわえようとするでしょう。
その結果、食生活を元に戻したとたんダイエット前よりも太ってしまうことも珍しくありません。
これが、リバウンドです。
これを防ぐためには、少しずつ体を作り変えていきましょう。
ダイエットはマラソンです。
コツコツと体重を落としていくことが大切になります。

3-2.運動と食事制限をバランスよく取り入れよう

体重を落とすのは、それほど難しいことではありません。
摂取カロリーを減らし消費カロリーを増やせばよいのです。
このどちらかだけで減量しようとしても、うまくいきません。
少し前にレコーディングダイエットというものがはやりました。
これは、自分が食べたものをすべて記録していくダイエット方法です。
「私、そんなに食べていない」という人でも、記録を取っていればちょこちょことかなりの量を食べていることも珍しくありません。
しかし、ダイエット中でも食事はしっかり取りましょう。
間食をしなければよいのです。
また、運動は特別な時間を作って行わなくても大丈夫。
たとえば、一駅余分に歩いたり、エレベーターやエスカレーターを使わなかったりするだけでも、運動になります。
でも、家にいるとどうしても食べてしまうという場合はスポーツジムなどに通ってもよいでしょう。
お金をかけているのだから、と思うとモチベーションも上がります。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、危険なダイエット方法についてご紹介しました。
あるダイエットが流行(りゅうこう)すると、すぐにそれをアレンジしたダイエット方法もインターネットや本で紹介されます。
たとえば、炭水化物を摂取しないダイエット方法だけでも、たくさん書籍が販売されているでしょう。
そんな中には、いいかげんなものもあります。
特に、「楽してあっという間に痩せる」「厳しい食事制限なしで簡単に痩せる」といううたい文句には要注意です。
実際、そんな方法があれば、世の中に肥満で悩む方がひとりもいなくなってしまいます。
さらに、インターネット上では海外製のダイエット薬やダイエットサプリメントを個人輸入して販売しているサイトもありますが、やみくもに利用してはいけません。
どんな成分が入っているか分からないのです。
やはり、バランスのよい食事と運動に勝るものはありません。

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