ボクシングのチャンピオンを一覧で紹介! ボクシング特有の事情とは?

ボクシングをやり始めると、世界チャンピオンに興味を持つ人もいると思います。その一方で、「ボクシングの世界チャンピオンが、同じ階級で複数人いるのはなぜ?」と疑問に感じる方もいるでしょう。ボクシングは世界中に複数の団体があり、団体の数だけチャンピオンもいます。

今回は、ボクシングの団体とそれぞれのチャンピオンについて紹介しましょう。

  1. ボクシングの団体とそれぞれのチャンピオンについて
  2. 現在のボクシングチャンピオン一覧
  3. 日本のチャンピオンについて
  4. ボクシングのチャンピオンに関するよくある質問

この記事を読めば、なぜボクシングの団体が複数あるのかもわかります。ボクシングのチャンピオンについて知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.ボクシングの団体とそれぞれのチャンピオンについて

はじめに、ボクシング団体の種類や階級、チャンピオンについて紹介します。

1-1.ボクシングには4つの団体がある

現在、ボクシングの試合を主催する団体は以下の4つです。

  • WBA:世界ボクシング協会
  • WBC:世界ボクシング評議会
  • IBF:国際ボクシング連盟
  • WBO:世界ボクシング機構

この中で、最も加盟国が多いのがWBCで、161か国が参加しています。一方、歴史が最も古いのがWBAで、1921年に設立されました。ボクシングは、団体ごとに階級別のチャンピオンがいます。つまり、1階級ごとに複数人の世界チャンピオンが存在するのです。

1-2.日本の団体は2つ

一方日本には、日本ボクシングコミッション(JBC)という団体が、プロボクシングを統括しています。JBCは試合認定・日本ランキングの認定・ジムの管理・選手の管理をしており、プロボクサーになるにはJBCが開催するプロテストに合格しなければなりません。また、もう1つの団体は、日本プロボクシング協会です。これは、クラブオーナーライセンス保持者経営のボクシングジムによる団体であり、この協会に加盟していないとJBC管理下の選手を育成することができません。ですから、ボクシング選手はJBCに所属し、オーナーライセンスを保持しているボクシングジムの経営者はJBCと協会に所属していることになります。

1-3.ボクシング団体によってルールが異なる

ボクシングの試合は、スリーノックダウン制かフリーノックダウン制で勝敗が決められます。WBAとWBOがスリーノックダウン制、WBCとIBFがフリーノックダウン制を採用中です。また、採点の点数はWBCだけが、4Rと8Rで公開しています。

1-4.複数の団体でチャンピオンになることは可能

現在、ボクシングの4団体は国が加盟していれば、複数の団体でチャンピオンを兼ねることが可能です。たとえば、マイク・タイソンはWBA・WBC・IBFの3団体でヘビー級のチャンピオンでした(このとき、WBOがまだメジャー化していない)。そのため、彼は統一チャンピオンとも呼ばれています。日本では2012年以降、4団体すべてに加盟しているので、統一チャンピオンを目指すことは可能です。

2.現在のボクシングチャンピオン一覧

この項では、現在のボクシングチャンピオンを階級別に一部ご紹介しましょう。なお、各団体とも、スーパー王座・レギュラー王座・暫定王座などがあり、チャンピオンが複数存在することがあります。

2-1.ヘビー級

ヘビー級は、最も重い90kg以上の体重がある選手の階級で、王座は以下のとおりです。

  • WBA:アンソニー・ジョシュア(スーパー王座)・マヌエル・チャー(レギュラー王座)
  • WBC:ディオンテイ・ワイルダー
  • IBF:アンソニー・ジョシュア
  • WBO:アンソニー・ジョシュア

2-2.ライトフライ級

ライトフライ級は2番目に軽い階級で、47.627kg ~ 48.988kgの選手が所属しています。日本人選手も活躍している階級です。

  • WBA:京口 紘人(スーパー王座)・カルロス・カニサレス(レギュラー王座)
  • WBC:拳 四朗
  • IBF:フェリックス・アルバラード
  • WBO:アンヘル・アコスタ

2-3.ミドル級

ミドル級は76.20kgの選手が所属している階級です。

  • WBA:サウル・アルバレス(スーパー王座)・ロバート・ブラント(レギュラー王座)
  • WBC:サウル・アルバレス
  • IBF:ダニエル・ジェイコブス
  • WBO:デメトリアス・アンドラーデ

2-4.王者は目まぐるしく入れ替わることもある

ボクシングは、チャンピオンになったらそこで終わりではありません。挑戦者と戦って王座を防衛しなければ、チャンピオンの座を失います。最新のチャンピオンは、日刊スポーツなど、スポーツ紙のweb版で確認することが可能です。

3.日本のチャンピオンについて

この項では、日本人で世界チャンピオンになった人を紹介します。

3-1.男子チャンピオン一覧

日本人男性のチャンピオンは、現役選手では、井上尚弥(WBA世界バンタム級)・亀田興毅(WBC世界スーパーバンタム級)・伊藤雅雪(WBO世界スーパーフェザー級)などが挙げられます。また、かつての世界チャンピオンには、辰吉丈一郎・薬師寺保栄・具志堅用高などがおり、現在でも芸能界で活躍している人もいるのです。

3-2.女子チャンピオンについて

男子より知名度は低いですが、女子にも花形冴美(IBF世界女子アトム級)や、岩川美花(WBO世界女子アトム級)といったチャンピオンが存在します。女子プロボクサーが増えれば、知名度もより上がっていくでしょう。

4.ボクシングのチャンピオンに関するよくある質問

この項では、ボクシングのチャンピオンに関する質問を紹介します。

Q.ボクシングチャンピオンに挑戦するには、日本でチャンピオンになればいいんですか?
A.いいえ。チャンピオンに挑戦するには世界ランキング1位~15位までに入らなければなりません。日本チャンピオンになっても、世界ランキングが16位だと挑戦権は得られないのです。

Q.国内王者と世界王者を兼ねることはできませんか?
A.はい。世界王者になった場合、国内王者は返上します。

Q.世界と日本のほか、チャンピオンはないのですか?
A.東洋諸国一帯が加盟している東洋太平洋ボクシング連盟が定めた、東洋太平洋チャンピオンがあります。

Q.オリンピックで金メダリストになっても世界チャンピオンにはなれないんですか?
A.はい。オリンピックの順位と世界タイトルは異なります。

Q.統一チャンピオンはマイク・タイソン以降は現れていないのでしょうか?
A.はい。現在のところはいません。

まとめ

今回は、ボクシングの世界チャンピオンについて解説しました。団体が複数あるため、世界王者と言っただけではどの団体が主催するタイトルマッチで勝利したのかが分かりません。ですから、タイトル戦は主催団体や階級まで覚えておきましょう。日本人も多数活躍しています。