ボクシングにおける拳の正しい握り方は? パンチ別の握り方を解説

ダイエットや健康目的にもよいと注目されているボクシングですが、独学で誤ったパンチの握り方をしてしまうと、体への負担が重なり逆効果となります。ボクシングを上達したい、始めたいという方は、まず正しい握り方を把握しておかなければなりません。

そこで本記事では、ボクシングの拳の正しい握り方とポイントを解説します。

  1. ボクシングで拳の握り方が重要な理由
  2. ボクシングの基本的な拳の握り方
  3. パンチの種類と握り方を解説!
  4. ボクシングを始めよう!
  5. ボクシングで拳の握り方に関してよくある質問

この記事を読むことで、ボクシングにおける拳の正しい握り方とポイントが分かります。気になっている方、興味がある方はぜひチェックしてください。

1.ボクシングで拳の握り方が重要な理由

なぜ、ボクシングで拳の握り方が重要なのか、その理由をしっかりと把握しておきましょう。

1-1.パンチは最も重要な要素

ボクシングは、拳にグローブを着用し、パンチだけを使いながら対戦相手と勝敗を競う格闘スポーツです。拳闘(けんとう)とも呼ばれ、攻撃力があるパンチをくり出せるかは、スピードや出し方はもちろんのこと、拳の握り方も大切な要素だといわれています。また、拳の正しい握り方をマスターすれば、さまざまなパンチをくり出すことができるので、ボクシングの上達にもつながるでしょう。ボクシングがうまくなりたいと思っている方は、まず拳の正しい握り方を身につけてください。

1-2.間違った拳の握り方はケガの原因に

ボクシングのパンチは、正しく拳を握って行う必要があります。なぜなら、誤った拳の握り方をすると、パンチをしたときに拳をケガすることになるからです。つき指をしたり、親指のつけ根が内出血を起こしたりする可能性があります。ケガの仕方によっては、拳が握れなくなることもあるので十分に注意しなければなりません。

1-3.試合展開を大きく左右する

相手に攻撃を与え、攻撃から身を守るためのパンチは試合展開を大きく左右するものです。つまり、拳の握り方があまければ相手にダメージを与えることができず、攻撃から身を守ることもできません。ボクシングの試合に勝ちたい方は、拳の正しい握り方をマスターし、さまざまなパンチをくり出せるようになる必要があります。スポーツジムで最初に学ぶのも、拳の握り方なのです。

2.ボクシングの基本的な拳の握り方

まずは、ボクシングの基本的な拳の握り方を紹介します。

2-1.親指以外の4本の指を握りしめる

基本的な拳の握り方は、以下の手順に沿って作ってください。

  1. 手のひらを表にして、人差し指から小指までをそろえる
  2. 親指以外の指を軽く曲げて握る
  3. 親指をその上に曲げて重ねる

親指以外の4本の指を握りしめた状態のまま、親指を第1・2関節の間の上に乗せるのがポイントです。また、拳を作るときの親指は腕に対して90℃でなければなりません。親指が拳の前に出ていると、パンチをしたときに親指を突き指することになります。基本的な握り方は、親指の位置が重要といえるでしょう。

2-2.パンチをするときのポイントもチェック!

正しい握り方をマスターしたら、次はその拳を前へくり出すことになります。基本的に、パンチは握った拳のナックルパートの部分を当ててください。ナックルパートとは、握った拳の第2関節と第3関節との間にできる四角の部分のことです。正しい握り方をしておかなければ、ナックルパートができません。ナックルパートで打たないと反則になるので注意が必要です。普段は力を抜いておき、当たる瞬間にグッと拳を握って力を入れます。

2-3.やってはいけない拳の握り方

親指が4本の指の下に入って拳を作る握り方はNGです。親指を握っている状態で叩くと、親指が折れてしまう恐れがあります。また、ナックルパートの部分が平らになっていない状態もやってはいけない間違った拳の握り方です。ナックルよりも先に指の関節が当たってしまうので、ケガにつながります。さらに、初心者でありがちなのが、親指を4本の指の上に乗せず横に添えてしまう握り方です。親指が外側に出てしまうと、つき指をしてしまうのできちんと4本の指の上に親指を乗せてください。

2-4.常に拳に力を入れない

初心者でよくありがちなのが、常に拳に力を入れていることで痛みが起こるケースです。ボクシングでは、基本動作を覚えるとパンチをたくさん打つようになります。このときに、握り方や力の入れ方を間違えると拳が痛くなるのです。基本的に、拳は常に力を入れる必要はありません。

3.パンチの種類と握り方を解説!

ここでは、ボクシングの主なパンチの種類と、それぞれの握り方について解説しましょう。

3-1.ジャブ

パンチの基本中の基本ともいえる種類がジャブです。ジャブは、フックやストレートほどには腰を使わず、力をあまり入れずにパンチを放ちます。右利きの場合、構えた状態からまっすぐの軌道で左の拳を前に出す感じです。強いパンチを放とうとせずに、早く打ち早く戻す動作がポイントとなります。スピード感が重要となるため、対象に当たる瞬間に、素早く拳に力を入れなければなりません。

3-2.ストレート

ストレートは、構えた状態から右の拳をまっすぐの軌道で前に出すシンプルなパンチとなります。しかし、速さよりも力を重視している点が、ほかのパンチと異なる点です。力を出すために、手だけでなく肩や腰の回転の力も利用します。手の力だけで打つパンチはストレートではなく、手打ちと呼ばれ、威力が弱くなってしまうのです。

3-3.フック

弧を描くように、相手の側面から放つパンチのことをフックといいます。フックは相手に大きなダメージを与えるパンチといわれており、入る角度によっては一撃必殺にもなる非常に危険なパンチです。肩・腰・膝(ひざ)・つま先などを回転させて、遠心力を利用するのが大きなポイントとなります。また、フックを打つ間は、反対側の手を顔の頰につけ、ガードするのが基本です。

3-4.アッパー

接近戦で威力抜群だといわれているアッパーは、打つほうの拳の肩を後ろに引き、溜(た)めてから反動を利用して拳を上に突き上げるパンチです。フックと同じく、拳を突き上げている手の反対側は、顔の頰につけてガードします。体全体のバネを活用することで、一撃必殺になるでしょう。ただし、非常に危険なパンチであることには変わりないため、十分に注意して放つ必要があります。

3-5.ボディーブロー

今まで紹介してきたパンチは、相手の顔に打つものですが、体に打つボディーブローと呼ばれるパンチもあります。ボディーブローの場合は、拳よりも体の姿勢が大きなポイントです。肩の力を抜き、自然体でいることから始まり、前足に重心を移動させます。後は、後ろに引いているほうの肩と腰をさらに後ろのほうにひねると、力強いボディーブローが打てるでしょう。ボクシングは拳の握り方だけでなく、体の姿勢や全体的なバランスも重要となります。

4.ボクシングを始めよう!

「ボクシングは激しいスポーツだから……」と敬遠しがちですが、最近は女性や中高年の間でも人気があります。ボクシングを気軽に始めるポイントを紹介しましょう。

4-1.ダイエット&健康目的として人気

近年は、ダイエット&健康目的としてボクシングの人気が上がってきています。ボクシングは、パンチだけでなくフットワークも使うため、全身の筋力をバランスよく鍛えることができるスポーツです。また、とにかくカロリーの消費量が多いので、効率のいい有酸素運動ができるでしょう。とはいえ、最初からハードな運動をするわけではありません。体力や体の状態に合ったメニューをトレーナーが組んでくれるので、楽しみながらボクシングを続けることができますよ。

4-2.ボクシングジムの選び方

どのボクシングジムに通えばいいのか分からずに悩んでいる方が多いでしょう。そんなときは、以下のポイントに注目してください。

  • 初心者向けやダイエット目的のコースがある
  • 通いやすい立地にある
  • シャワーや更衣室が充実している
  • 過去に試合やスパーリングで事故が起きていないか
  • 入会金や月謝の料金がホームページ等に掲載されている
  • トレーナーとのやり取りが楽しいか
  • 口コミ・評判がいいか

ボクシングジムによって、雰囲気が異なります。自分に合っているか確かめたいときは、無料体験を活用してください。いくつかのジムの1日体験を比較し、自分に合ったところを選ぶのも方法の1つです。基本的に、ボクシングはトレーナーとの1対1で学ぶことになります。トレーナーとの相性も大切なポイントといえるでしょう。

4-3.目的に合わせて指導を行うシャンピオンヌ

オシャレに楽しむ新感覚のボクシングエンターテインメント・シャンピオンヌでは、さまざまな目的に合ったコースを用意しています。一般会員・法人会員・ダイエットサポートプログラム・特別メニューなど多種多様です。実際の利用者の中には、フィットネス感覚で通っている方やプロを目指している方もいます。「趣味としてボクシングを極めたい」「美容と健康のために楽しくやりたい」など、それぞれの目的に合わせて指導を行うのが特徴です。1日の体験教室も実施しているので、ぜひ1度体験してください。

5.ボクシングで拳の握り方に関してよくある質問

ボクシングで拳の握り方に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.独学で学ぶことはいけないのか?
A.独学の場合、間違った拳の握り方でボクシングを続けてしまう恐れがあります。ボクシングに限らず、スポーツは基本が何よりも重要です。基本の姿勢や拳の握り方がきちんとできていなければ、次のステップに進むことができず、ボクシングもうまくなりません。また、指のケガにつながるので、独学よりもボクシングのトレーナーに詳しく教えてもらったほうがいいでしょう。

Q.パンチを強く打つコツは?
A.腕を突き出すスピードと体の回転に気を使うことです。ボクシングのパンチは、体・肩をしっかり回転させなければ、勢いが出ず、パンチの威力を上げることができません。たとえば、肩をまわさずにパンチを打つと、体を回転させない分だけパンチの威力が減ります。逆に、肩のラインと腕のラインが一直線になるように体をひねり肩をまわすと、パンチ力が上がるだけでなく距離もかせげるメリットがあるのです。

Q.ワン・ツーの打ち方は?
A.ワン・ツーとは、ワンでジャブを打ち、続けてツーで右ストレートを打つ連続技です。ボクシングを始める場合は、ジャブの次にこの打ち方をマスターすることになります。ワン・ツーは、ボクシングの中でも最も重要な攻撃コンビネーションといわれているのです。ポイントは、ジャブとストレートを打ち込む拳の位置を同じにすることで、体が前のめりにならないよう常に重心を真ん中に意識します。また、あごをあげず、腰を軸に打ち込むのもワン・ツーのポイントです。

Q.ボクシングジムに通うメリットは?
A.直接、トレーナーからボクシングの基本を教えてくれるので、正しい拳の握り方はもちろんのこと、構えやパンチの打ち方も学ぶことができます。分からないところがあれば、丁寧に答えてくれるので自分のペースで続けることができるでしょう。最初は緊張しますが、少しずつ楽しくなり、プロを目指し始めたという方もいますよ。また、同じボクシングジムに通う人と仲良くなれるでしょう。人脈が広がるのもボクシングジムに通うメリットの1つです。

Q.ボクシングジムに通う費用はいくらぐらいか?
A.コースの内容や利用時間などで異なりますが、一般的に入会金と月額料金がかかります。入会金は、初回だけにかかる費用で約1万円が妥当です。月額料金は、約6,480〜10,800円となります(シャンピオンヌの場合)。60歳以上は割引が効いたり、学生料金で受けられたりするボクシングジムもあるので入会前に料金を必ず確認してくださいね。

まとめ

いかがでしたか? ボクシングで拳の握り方をきちんとマスターしたいなら、独学よりもトレーナーに教えてもらったほうが安心です。正しい基本動作をマスターすることで、ボクシングの上達も早くなるでしょう。最近では、健康や美容目的でボクシングを始める方も増えています。ぜひ、自分に合ったボクシングジムを見つけて、楽しんでくださいね。